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ISO6789
test bench

トルクコントロールができる二タイプのレンチの試験方法を規定しています。

TypeI: インディケーター付きトルクコントロールレンチ
TypeII: トリップタイプトルクコントロールレンチ(クリックレンチ)

性能により目標トルクに対する偏差を4%、あるいは6%に再分類されます。 試験ユニットの最大許容誤差は表示値の1%未満になります。

レンチの分類

Type I;
Class A;  トーション、あるいはフレクションバータイプ
Class B; 頑丈なハウジングに目盛り、ダイヤル、表示器付きタイプ
Class C; 頑丈なハウジングに電子計測タイプ
Class D; 目盛り、ダイヤル、表示器付きスクリュードライバー
Class E; 電子計測スクリュードライバー

Type II;
Class A; 調整、目盛りタイプ
Class B; 固定調整タイプ
Class C; 非固定調整タイプ
Class D; 調整、固定タイプスクリュードライバー
Class E; 固定調整タイプスクリュードライバー
Class F; 非固定調整タイプスクリュードライバー
Class G; レンチ、フレクションバー、調整式、目盛りタイプ

type 1   type 1

この試験の手順として、試験トルク値の80%までの負荷を掛け、その後1〜4秒の間に、ゆっくりと確実に連続的に適切な試験トルク値まで負荷を掛けることが要求されます。
この試験手順では、最大トルクの20%、60%、100%の3点で試験することを要求しています。そして、各試験値で5回、あるいは10回の連続試験が必要です。

graph


ISO 6789が、何故レンチの操作時間まで規定しているのか?

左図は、同一のトルクレンチで同一作業員が操作スピードだけを変化させた時の最終トルクの変化を示したグラフです。

この最終トルクの違いは、操作者がクリックレンチの信号を聞き取って瞬時に停止することができない事が原因です。

Type IIのトルクコントロールされたレンチ(クリックレンチ)のクリックポイントをSCHATZテストベンチは自動的に検知します。 

SCHATZトルクレンチ校正ベンチは、ISO6789が要求する複雑な試験手順と試験操作手法を完全に自動化するソフトとハードが揃い、その結果を統計分析するソフトウェアーもパッケージしています。

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